【モバマスSS】まゆ「大切な日を、大切な人と」
↓ 1- 覧 板 20
77: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:48:29.65 ID:RXzrGcDR0
P「忘れたいくらい辛いことなのに」
P「忘れたくないって想ってくれてわけだしな」
まゆ「....」コクリ
78: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:49:12.27 ID:RXzrGcDR0
P「まゆより俺の方が大変だけどな....」
P「死んだ人間が生き返るとか政府の研究機関に拉致されないか心配だ....」
P「戸籍も貯金も家も車もないし....」
79: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:49:39.92 ID:RXzrGcDR0
まゆ「....その時は」
まゆ「まゆが助けます!」
P「まゆが?」
80: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:50:16.14 ID:RXzrGcDR0
P「それじゃあそろそろ」
まゆ「....プロデューサーさん」
P「どした?」
81: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:51:06.51 ID:RXzrGcDR0
まゆ「大切な日に、大切な人と」
まゆ「同じ時を過ごせたこと」
まゆ「一生忘れません、絶対に」
82: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:52:15.57 ID:RXzrGcDR0
そう言ってお別れした後、鏡の前で貰ったプレゼントを髪につけてみました。
今の私の髪には少し大きすぎるリボンだったので、これが似合う長さまで伸ばしてみましょう。
そしてとっておきの日に、プロデューサーさんに見せるんです。
きっと、喜んでくれるはずです。
83: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:52:58.35 ID:RXzrGcDR0
ちひろ「....」カタカタ
ちひろ「....」カタカタ
ガチャリ
84: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:53:48.24 ID:RXzrGcDR0
P「社用車、助かりました」スッ
ちひろ「....どういたしまして」
P「俺、家も金もないんで事務所に泊まりますね」
85: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:55:49.78 ID:RXzrGcDR0
ちひろ「....あの」
P「はい?」
ちひろ「....まゆちゃんとは、どうでしたか」
86: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:56:30.52 ID:RXzrGcDR0
翌朝、事務所のどこにもプロデューサーさんはいなくなっていました。
昨日のことなんてなかったみたいに、きれいさっぱりと。
87: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:59:45.49 ID:RXzrGcDR0
ちひろ「....」
ちひろ「....なんだったんですかね」
まゆ「....誰にもわかりませんよ」フフ
96Res/42.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20