ルーデウス・グレイラット「あれ? 先生、穿いてないんですか?」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2021/01/24(日) 00:07:09.91 ID:ZHxRC7TRO
「なるほど。それは困りましたね」
「ええ。本当にとても困っています」
「ちなみに替えの下着は?」
「丁度、お洗濯に出していてありません」

だろうな。そのタイミングを見計らってかっぱらったのだから、ノーパンは必然なのだ。

「ルディ、まさかあなた狙って……?」
「そういうことなら早く犯人を探さないと」
「いえ、犯人はもう私の目の前にいます」

どうやらこの世界には推定無罪の原則が存在しないらしい。これだから異世界は困る。

「僕は先生の下着を盗んでいません」
「どうして目を逸らしながら言うのですか」
「だって、先生は今、ノーパンだから……」
「っ!?」

なんとも、我ながら素晴らしい正論である。
いや、もはや性論と言い換えても良い。
生きとし生けるもの全て、目の前の異性が下着を身につけていなければ視線は下がろう。

「ルディにはまだ早いと思います」
「でも予習は大切でしょう?」
「私はあくまでも魔術に関する家庭教師を引き受けただけで、その他の科目についてあなたに教育を施す義務はありませんので」
「そんな!? これまで先生は魔術以外にもたくさんのことを僕に教えて、熱心に諭してくれたではないですか!!」
「そ、そんな覚えは……」

気炎をあげて反論すると、ロキシーはたじろぎつつ本当に覚えがないように首を傾げた。
なんたることだ。今一度、教えてやらねば。


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