【咲-Saki-】京太郎「たのしい宮永一家」【微安価】
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83: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/02/02(火) 18:57:10.82 ID:CvXBc3+J0
【夜】


――― 宮永邸


淡「それにしても不思議だよねー」

照「何が?」

淡「長野には海なんてないのに寿司屋はあるなんてさ」

照「道路や鉄道が無かったような時代じゃないんだから。お寿司屋くらい全国どこにでもあるよ」

食事が終わって、酢の匂いが付いた手をウェットティッシュで拭きながらそんなことを思う。
私が入ったのは地元でも有名な老舗だったらしく、五人前の持ち帰りを頼んだらちょっと驚くくらいの領収書が出てきた。
最終的にそれはキョータローの元に渡り、「給料日前なのに...」と恨めしそうな台詞を呟くことになったのは言うまでもない。

京太郎「でも確か、あそこの寿司屋って慶応ウン年創業とか書いてなかったか」

界「なんでも江戸時代には駿河と甲府を繋ぐ大きな道があって、この辺でも寿司が食えたらしいな」

明「へぇー、そうだったんだ」

照「お父さんって案外博識なんだね」

界「案外って......」

京太郎「そういえば皆、今日は泊まっていくのか?」

照「私と淡は流石に泊まりかな」

淡「帰ろうにも電車がもう走ってないからね」

京太郎「お義父さんはどうしますか」

界「うーん、そうだな......」


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