【咲-Saki-】京太郎「たのしい宮永一家」【微安価】
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36: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:28:34.52 ID:lISAVCs00
日が傾いてきた。いくらコートを着込んでいるとはいえスカートでは足元が冷え込み、こういう時ばかりでは男が羨ましく思えてしまう。
テルが突然切り出したのはそういった背景もあって、そろそろ帰ろうかという雰囲気になった頃だった。

照「京ちゃん、話したいことがある」

以下略 AAS



37: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:29:59.14 ID:lISAVCs00
――― 長野県内 県道


明「淡さん」

以下略 AAS



38: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:32:10.19 ID:lISAVCs00
十二年前―――メイが母親を失った直後にはキョータローもずいぶん参った様子で、私とテルは残されたメイを何かと気にかけていた。
まだ小学生にもならないメイを助手席に乗せて大阪まで遊びに行ったのは、つい昨日のことにすら感じられる思い出だ。
しかし今私の横に座る少女はもう高校一年生、私と『彼女』が初めて会った時と同じ歳になっていた。

淡「ごめんね、私も全然わかんないや」
以下略 AAS



39: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:33:37.17 ID:lISAVCs00
こんな口から出任せを吐いたところで私の気は休まらない。
でもそんな本当の事をメイに言えるはずもなく、

淡「だから放っといて大丈夫だよ」

以下略 AAS



40: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:35:15.00 ID:lISAVCs00
私がその事実に気づいたのは今年の夏。
インターハイ関連の仕事が粗方片付いて、盆休みを取った時のことだった。


【8月中旬】
以下略 AAS



41: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:37:01.90 ID:lISAVCs00
結局京ちゃんがお中元で貰った分を一箱全部茹でたので、食卓には山盛りの素麺が並ぶことになった。

照「インハイお疲れ様、明」

明「お姉ちゃんこそ解説のお仕事大変だったでしょ」ズズッ
以下略 AAS



42: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:37:59.04 ID:lISAVCs00
.........ふと、明が食事をする所作に意識が向いた。箸を右手に持っていたのだ。
私の記憶にある限り彼女は生来左利きで、特別右手を使わせるような矯正を咲がしていた覚えはない。今更になって京ちゃんがそんなことを強要することもないだろう。

明「大体なんでこんなに茹でちゃったの?私もう飽きてきたんだけど」

以下略 AAS



43: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:39:06.14 ID:lISAVCs00
【夜】


明「ちょっと前まであんなに麻雀してたのに、帰っても麻雀なんて......はぁ」カチャカチャ

以下略 AAS



44: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:40:19.19 ID:lISAVCs00
【二時間後】


照「ツモ、6000オールは6600オール」

以下略 AAS



45: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:41:00.70 ID:lISAVCs00



咲「ツモ、嶺上開花」

以下略 AAS



46: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:41:36.17 ID:lISAVCs00
明「えーっと、400-700かな」

京太郎「七本場だから1100-1400だな。ほら」チャラッ

照「.........」チャラッ
以下略 AAS



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