【咲-Saki-】京太郎「たのしい宮永一家」【微安価】
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37: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:29:59.14 ID:lISAVCs00
――― 長野県内 県道


明「淡さん」

淡「ん?どーしたの、メイ」

メイは私のことを少し避けているような気がする。
麻雀の相談ならテルの方が的確なアドバイスが出来るし、それ以外のことならキョータローに話せばよい。
私は親類でもなければそこまで頻繁に会うわけでもないのだから、彼女にとっては対応に困る部分もあるのだろう。
私にとっては親友たちの娘であり、生まれた瞬間からその成長を見守ってきた自分の娘同然の存在でもある。だからそんな現状を物寂しく覚えていたのだけど......
ともかく、メイが自分から私に話しかけてくるというのはちょっと珍しいことだった。

明「あの、ちょっと聞きたいことがあるんですけど」

淡「あはは、そんな前置きいいよ。何でも言ってごらん?」

明「お父さんとお姉ちゃん、やっぱり私のことですか」

淡「.........ま、そりゃそーなるか」

狭い山道の向こうから対向車がやって来た。一度車体を路傍に寄せて相手が通り過ぎるのを待つ。
バックミラー越しに見るカイさんの皺が増えた顔は、いつの間にか静かな寝息を立てていた。


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