【咲-Saki-】京太郎「たのしい宮永一家」【微安価】
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195: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/03/10(水) 07:32:44.85 ID:ruMXd7oE0
身長はかなり高い。普段から周囲に比較対象がいないからよくわからないけど180cmくらいはありそうだ。
言葉には訛りが少し混じっていた。さっきの会話からして新入生だろうから、地方出身で最近上京してきたのかもしれない。
服装はいかにも普通に見える。新宿あたりを歩いていれば数分に一度くらいのペースで見かけそうな量産型の衣類を身にまとっており、奇抜な要素は全く見当たらない。

東京に腐るほど闊歩する、特に面白みのない至って平凡な田舎者の大学生。
そんな彼の持ち物のうちたった一つ―――私と同じ綺麗な金髪だけが、一際目を引いていた。


???「はいよ」コトッ

淡「ありがと」

???「なあ、君って白糸台高校の大星選手だろ?」

淡「......そうだけど」


またか。
三年間インターハイに出場し続け、常に注目を集めてきた。数え切れないくらい取材も受けたし、自分がこの業界で有名になったという自覚はある。
こうして初対面の相手に顔が知られていることも、話しかけられることだって全く珍しいことじゃない。
だからこのチャラそうな男が話をそう切り出した時、こいつも所詮は有象無象の一人なんだろうかと思った。つまんない。


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