【咲-Saki-】京太郎「たのしい宮永一家」【微安価】
1- 20
194: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/03/10(水) 07:31:03.32 ID:ruMXd7oE0
敷地の一番北端に建つ、部外者が通れば半ば打ち捨てられているのだと勘違いしてしまうような講義棟。
あまり人通りのない廊下を右往左往し、やっとの思いで辿り着いた扉を数回ノックする。中から男の声が聞こえてきた。


「どうぞー」


扉が自身を支える蝶番を軋ませながらゆっくりと開く。
声の主は夕日が差し込む部屋の窓際に立っていたが、にこやかに私の方へ振り向き、

???「いらっしゃい」

淡「あのー......ここって麻雀部室だよね?私、入部したくて来たんだけど」

???「悪い、俺も最近入部したばかりでさ。勝手が分からないんだ」

???「そのうち先輩が来ると思うから適当に座っててくれ」

男はどうやらお茶を入れてくれるつもりらしく、電気ケトルに水を入れて沸騰するのを呑気に待っている。
一方で雀卓の椅子に座るや否や早速暇を持て余してしまった私は、そんな彼の観察をすることにした。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
362Res/234.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice