【咲-Saki-】京太郎「たのしい宮永一家」【微安価】
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138: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/02/10(水) 04:52:39.40 ID:kMGUxpud0
【数時間後】


――― 車中


明「疲れたぁ......何も閉店まで続けなくてもいいじゃないですか」

久「付き合わせちゃって本当にごめんなさい。でも、その代わり収穫も十分あったわ」

あれ以降の数半荘の中で明の打ち筋はガラリと変わった。
普段の役作り中心の麻雀からは一転して、立直や断么以外に役が付かないことが増えたのだ。暗刻がよくできるので平和も減った。
そうやって安い和了を重ねつつドラや三暗刻で満貫以上の手を作ることも多いのだが、それも彼女に言わせてみれば「手なり」に過ぎないらしい。

明「それで、結局私のチャンタが消えちゃったのって何なんですか」

久「簡単に言えば遺伝の影響よ。あなたがお母さんから受け継いだオカルトが発現しつつあるってこと」

明「遺伝......?」

久「大抵の場合、オカルトはその人に関連する形で発現するわ。生まれた環境とか幼い頃の体験とか、あとは生まれながらの素質とか」

久「でも、母親の持つオカルトに近いものを子供が備えていることが稀にあるの。まるで遺伝みたいに」

それが何代にも続いて行われている例が龍門渕家だ。
天江衣の『海底』と龍門渕透華の『治水』のように、水に関連するそれは最早家系そのものであるといえる。
龍門渕には過去にもそういった雀士がいたのだろうし、今後もそういった雀士が生まれるのだろう。


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