【アークナイツ】フロストリーフ育成計画【安価あり】
1- 20
11:名無しNIPPER[saga]
2021/01/20(水) 06:00:29.65 ID:Qlgp46cdO
ブロック肉を細長く刻み、包丁で叩いて即席の挽き肉に生まれ変わらせる。

「手を洗ったら、俺が計量した塩を入れてひたすら捏ねてくれ」

「ああ」

挽き肉をボウルに入れ、塩を入れた小皿とセットでフロストリーフに渡す。

冷水でしっかりと手を洗ったフロストリーフは、恐る恐るといった感じで肉に触れる。

それを尻目に、ブランクは玉ねぎを微塵切りにする。

処理が終わった頃には、フロストリーフも作業を終えていた。

「あとは俺がやるから、椅子に座ってろ」

「………」

何もしなくていいのがむず痒いのか、何度かブランクに視線を移しながら、また部屋の片隅に座る。

どうやら、あそこが彼女の定位置のようだ。

「…まあ、いい」

溜め息を吐いたブランクは、作業に戻る。

卵、胡椒を入れたらタネを捏ね、卵がタネに馴染んだら水を入れてまた捏ねる。

その後は玉ねぎを入れて捏ね捏ねし、最後にパン粉を入れて捏ね回す。

両手に油を塗り、タネを整形。

二口で食べ終わりそうな小さなハンバーグを、六つほど作る。

本来の手順ならここでタネを寝かせるのだが、冷蔵庫等の機材が無い上、貧困生活を送ったであろうフロストリーフの胃腸を考慮し、割愛する。

フライパンに油を引き、薪を焼べる。

強火でハンバーグを焼くと、パチパチと聴き心地の良い音が聴こえ、肉の香りが漂ってくる。

数分焼いた後はハンバーグをひっくり返し、裏面も焼いていく。

焼き目が付いたところで水を注ぎ、蓋をする。

蒸し焼きが終わった後は、ハンバーグをそれぞれの皿に移し、フライパンに赤ワイン、ケチャップ、バター、砂糖を入れ、コトコトと煮詰める。

即席デミグラスソースが出来上がり、それをハンバーグにかけていく。

付け合わせに、採れたてのレタスを置き、町で購入したパンを皿に乗せる。

「さあ、完成だ」

「………」

フロストリーフの椅子をずらし、右手で指差す。

逡巡の後に、フロストリーフは席に座った。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
58Res/44.23 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice