37:名無しNIPPER[sage saga]
2021/01/15(金) 20:26:33.78 ID:+gLJjSpd0
カエサル「確かにアンツィオは強い」
左衛門佐「ああ。2品も出してきたことからもその余裕がうかがえるな。味の上ではかなわぬかもしれない」
エルヴィン「だが、我々はアンツィオにはないもので勝負する」
おりょう「それはカレーにおける、歴史ぜよ!」
アンチョビ「むっ? 歴史とはどういう意味だ」
カエサル「カレー味のパスタに、カレー味のピッツァ。確かに素晴らしかったがどちらも最近になって発明された料理だ」
エルヴィン「そこでだ。皆さんにはこのカレーに歴史のロマンを感じてもらおう」
カルパッチョ「これは……見た目も香りも甘口のカレーに見えますね」
ペパロニ「あたしの見立てでは、カレー粉から作ったタイプのカレーッスね」
アンチョビ「だが具がちょっと変わっている。野菜はネギのみじん切りがかろうじて見えるだけで、あとは……やけに肉と魚が多い?」
華「カバさんチーム、これはいったい?」
おりょう「明治5年。日本で初めて西洋料理の本が出版されたぜよ」
左衛門佐「敬学堂主人(けいがくどうしゅじん)著の『西洋料理指南』だ。その中に日本最古のカレーのレシピが載っている。それを忠実に再現した」
カエサル「現在では一般的なにんじんも、ジャガイモも、玉ねぎも使われていない。いにしえの『ライスカレエ』をとくと召し上がれ」
ケイ「オウ! ファンタスティック!」
アリサ「とろみが少なくて、それほど辛くないわ」
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