日暮とわ「ありがとう、もろは」もろは「へっ。なんてこたぁねえよ」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2021/01/10(日) 01:34:22.38 ID:t2pG1yiMO
「なあ、とわ。想像してみろ。このあったかぁ〜い風呂の中でおしっこするとどんなに気持ち良いか。それを分かち合いたいんだよ」

やめてくれ。そんなこと考えるだけで罪だ。

「そうしたらさ……」

拒絶しようとした私に、もろはは切なげに。

「ほんとの家族に、なれるかなって……」
「もろは……」

ああ、私はなんて馬鹿なんだ。愚かだった。
草太パパに育てられた私は恵まれていた。
小さい頃に湯船でおしっこをしても草太パパは笑って許してくれた。それが家族だから。

もろはも、せつなもそんな経験はないのだ。
だったら私が、仲間として、家族として。
この寂しがり屋な従姉妹を、助けないと。

「はあ……今回だけだぞ」
「いいのか!? やりー!」

私は馬鹿だ。良い姉にはなれそうもないけれど、もろはやせつなの悦ぶ顔が見たかった。


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