日暮とわ「ありがとう、もろは」もろは「へっ。なんてこたぁねえよ」
1- 20
10:名無しNIPPER[sage saga]
2021/01/10(日) 01:38:48.49 ID:t2pG1yiMO
「はあ〜さっぱりしたぁ」
「それを言うならスッキリでしょ?」

風呂上がり、軽口を叩き合いながらもろはの髪を拭いてやった。親密度が増した感じだ。
なんだかもう、もろはが可愛くて堪らない。

「なあ、せつな! 今度はせつなも一緒に……って、あれ? あいつ、どこ行ったんだ?」

怪訝そうなもろはに釣られて周囲を見渡すもせつなが居ない。どこに行ったのだろう。
首を傾げていると、風呂場のほうで気配が。

「ま、まさか……?」
「どうやらそのまさかみたいだな」

私たちが風呂から上がったのを見計らって入浴しようとしたせつなは匂いで気づいたらしく、薙刀を振り回しながら半狂乱で。

「斬るッ!!」
「せ、せつな! ひとまず落ち着いて! 湯船の水を捨てなかったことは謝るから!?」
「フハッ!」
「もろはも嗤ってないで謝ってよ!?」
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

そんなこんなでせつなに姉として認めて貰えるようになるにはまだ時間がかかるとは思うけれど、いつか妹とも一緒に湯船でおしっこをして昔みたいに仲良くなれる日が来ることを、私は願う。


【フハッん妖の夜叉姫】


FIN


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
12Res/9.97 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice