【チェンソーマン】「租唖」についての授業を始めます
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13:名無しNIPPER
2021/01/04(月) 22:38:54.24 ID:xv4bpZRfO
 では、私からの説明はひとまず終わりにして、皆さんから租唖についての質問があれば答えることにしましょう。

 はい、栗原さん、どうぞ。……「昨日の夜にお父さんがお母さんに、バカヤロウと怒鳴っていた」?……「バカヤロウ」!?……良いですか栗原さん、そんなおぞましい言葉を……いえ、そんな汚らわしい言葉を――すみません、そんな「ふさわしくない」言葉を公の場で使っては、「罵言の罪」で連れていかれてしまいますよ。
 二等級下がるだけでなく、奪言二年を食らうかもしれません。あなたの将来やお父さんのお仕事を台無しにしたくなければ、黙っていることです。先生も今うっかりして使ってしまいました。通報しないでくださいね。

 今度は、斎藤君ですか、なんでしょうか?「お姉さんが、租唖はおかしい、租唖のない国に行って自由に本を書きたいと言っていた」?

 ……斎藤君。もう中学生になるんだから分かるでしょう。お姉さんがそんなことを言ったなんて、嘘をつくのは駄目ですよ。公共の場での「虚言の罪」は軽くないですよ。発言には気を付けましょう。

 もし仮に、今の斎藤君の「嘘」を先生が真に受けて、しかるべきところに通報してしまえば――お姉さんはもう高校生でしたか?へたすれば「無期奪言」か、あるいは――いえ。ともかく、お姉さんのことが大切なら、人前でそんな嘘をつくべきではありません。皆さんも、斎藤君の嘘を真に受けてはいけませんよ。

 それと、租唖がない国はありません。「租唖がない国がある」「租唖があるのはこの国だけ」などの嘘に、簡単に騙されないようにしましょう。


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