83: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:04:23.61 ID:5dG4fBjuO
……。
……。
……。
ことり「うん、ばっちり」
84: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:04:54.41 ID:5dG4fBjuO
ことり「……これでよし。いつまでもみんなを待たせるわけにも行かないもんね。
歩夢ちゃん、心の準備はいい?」
後ろのリボンの向きを整えて、ことりさんが言う。
85: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:05:41.90 ID:5dG4fBjuO
【リローアリーナ バトルコート】
「「「「────!!!!」」」」
出迎えたのは、思わず怯みそうになるくらいの歓声。
86: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:06:34.97 ID:5dG4fBjuO
ルビィ「ちょっと2人とも、チャレンジャーさんが困ってるよ!」
善子「ああ……そうね。じゃあ、改めて」
花丸「おらたち、3人合わせてリローシティのジムリーダー」
87: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:07:40.49 ID:5dG4fBjuO
花丸「おらが使うポケモンは1体。挑戦者さんが使っていいのもメッソン1体だけ。
1対1で、先に相手のポケモンを倒した方が勝ちずら」
ルビィ「意地悪だってよく言われるけど、ごめんなさい。
これが、このジムの決まり事だから」
88: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:08:23.62 ID:5dG4fBjuO
歩夢「……」
『モクロー くさばねポケモン タイプ:くさ・ひこう
一切 音を 立てず 滑空し 敵に 急接近。
気づかぬ間に 鋭い 羽や 強烈な 蹴りを 浴びせる』
89: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:09:36.96 ID:5dG4fBjuO
「ホホッ!」
鳴き声と共に、さっきまでの軌道に残っていた葉っぱが全て向きを変える。
そして、刃物のようにメッソン目がけて──
90: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:10:44.37 ID:5dG4fBjuO
善子「出た出た、ずら丸のお得意戦法。
はっぱカッターに注意を向けさせて、砂煙から抜け出したモクローと挟み撃ち」
ルビィ「でもこれでチャレンジャーさんも、真っ向勝負は難しいって感じた筈」
91: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:11:27.12 ID:5dG4fBjuO
花丸「はっぱカッターで迎え撃って!」
「ホーーー!」
みずでっぽうが遮られ、発射地点にはっぱカッターが飛来する。
だが、メッソン本体に当たることはない。
92: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:12:36.59 ID:5dG4fBjuO
直後。モクローの姿が何匹──いや、優に30匹は居る──にも膨れ上がる。
おびただしい数のモクローが、空中に舞っていた。
歩夢「え……!?」
「メソ……!?」
93: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:13:28.56 ID:5dG4fBjuO
ズ┣¨┣¨┣¨┣¨ドッ!
残った分身も含めて、光の筋がバトルコートを直撃する。
歩夢「避けて!」
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