45: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:43:01.71 ID:yjJ7DZoqO
歩夢「閑古鳥……って、人が少ないってことだよね」
愛「それって、喫茶店でせっつーが言ってた“オハラカンパニーの事業”が理由?」
事業……確か、ジムアリーナフェスティバルに挑戦するための推薦状や、新人トレーナーのためのポケモンの手配も行っているんだったか。
せつ菜「恐らくはそうなんでしょうね。今の会長の意向だと思います」
愛「ああ、そういえばテレビで見たよ。もっとフェスティバルの門戸を広げたい、って」
門戸を広げるために大企業が事業の手も広げた結果、研究所に訪れる新人トレーナーが少なくなった……。
何だか、世の中の無常な一面を見てしまった気分だ。
歩夢「ところで、会長さんってどんな人なの?」
せつ菜「えっ……歩夢さん、小原鞠莉さんをご存知ないのですか!?」
勢いよく立ち上がったせつ菜ちゃんに、私は首を横に振る。
ごめん、ご存知じゃないんだ。
愛「歩夢はつい最近まで別の地方に住んでたからね。知らなくても仕方ないよ」
せつ菜「あ……そうだったんですね。
でしたら、明日のお楽しみにした方がいいのかも知れません」
「開会式で開会宣言をするのは彼女の筈ですから」と、座りながら彼女は付け加えた。
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