17: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:10:19.56 ID:yjJ7DZoqO
数分後。
汚れた服の洗濯も終わって(わざわざ設備を貸してくれた。ありがとうございます)、果林博士からの呼び出し。
果林「さてと。遅くなったけれど……お待ちかね。
新人トレーナーに贈るポケモンたちよ。1人1匹だから、よく考えてね」
果林博士が投げた3つのボールから、緑・青・赤。
それぞれ雰囲気の違うポケモンが飛び出す。
「ウキィ!」「ヒバ!」「メソ……」
果林「緑の子はくさタイプのサルノリ、好奇心旺盛でちょっとやんちゃなポケモンよ。
赤いポケモンはほのおタイプのヒバニー。活発で、よく走る元気な子。
最後にみずタイプのメッソン。臆病だけど、狙った獲物はきっちり外さない子ね。
どのポケモンにするか、喧嘩しないように決めてちょうだい」
愛「むぅ……」
歩夢「うーん……」
品定めでもしていくかのように、私たちは3匹のポケモンをじぃっと見つめる。
この中の1匹が、これから始まる旅において大事なパートナーになる。
そう考えると、とっても迷ってしまう──
愛「決めた! 愛さんはサルノリ! 名前通りノリが良さそうだし、楽しい旅になるぞ〜」
歩夢「えっ!?」
決断が早い……いや、私が優柔不断なだけ?
既に愛ちゃんと意気投合したのか、サルノリは彼女の肩の上に乗っかっていた。
愛「おっとっと……ポケモンって、小さくても重いもんだね」
「ウキャ!」
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