高森藍子「加蓮ちゃんたちと」北条加蓮「生まれたてのカフェで」
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40:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/25(金) 21:03:07.04 ID:mOMWMpAw0
そーちゃんが嬉しそうに頷いたのを見送った藍子は、ふと、室内を見渡した。カフェをマネて作った暖炉側ではなく、藍子の優しさが形となったカフェスペース側。おそらく手描きで作った一葉のメニューをそっと拾い上げ、勝手口のすぐ側に置きっぱなしにしていた鞄へとしまい込む。


「素敵な世界を、たくさんの人に知ってもらって、感じてもらう私の世界。もっともっと、いっぱい広げたいな――」


18時から19時へと渡る頃合いは、室内にいても寒さを感じる。ついストーブやカイロの暖を求めてしまうほどに。

冷たい風の流れる窓際にて、藍子はちいさく、心に火を点けているようだった。


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