5:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/24(木) 22:16:59.48 ID:MFd4PAJFO
「ごめんよ。てっきり前に居る僕のことを君は認識しているものとばかり思っていたから、よもや見失っているとは考えなかった」
それはそうだろう。誰だってそう思う筈だ。
小走りでちょっと先の自販機まで行って飲み物を買っていたら、いきなり名前を呼ばれて慌てて戻ってみれば友達が自分のことを見失っていたなんて、滑稽すぎて笑えない話だ。
6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/24(木) 22:19:16.73 ID:MFd4PAJFO
「缶コーヒーを開ける時も離さないとはね」
片手で器用にプルタブを開けて見せた俺にやれやれと呆れつつ、佐々木は自分用のカフェオレを差し出してきた。俺が何も言わずに開けてやると、満足そうにくつくつと笑った。
「なんだかいつもよりも甘い気がするよ」
7:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/24(木) 22:22:46.61 ID:MFd4PAJFO
涼宮ハルヒの直観、素晴らしかったです。
最高のクリスマスプレゼントでした。
もしもまだ読んでいらっしゃらないならば、是非おすすめします。
最後までお読みくださりありがとうございました。 メリークリスマス!
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