佐々木「クリスマスだね」キョン「そうだな」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/24(木) 22:10:54.60 ID:MFd4PAJFO
「なるほど。君はあくまでも本物のサンタクロースから贈り物を贈呈されたいというわけか」

知ったような口ぶりでそう分析する佐々木に反論する気力など皆無な俺は黙々と、すっかり日が短くなり、暗くなった夜道を歩く。

「キョン。もしもサンタクロースが居るとすれば、どんな人だと君は思う?」

そんな他愛もない世間話にもならないくらいのどうでもいい質問をされた俺は、まず真っ先に脳裏に浮かんだホグワーツ魔法魔術学校の校長の名を口にした。すると佐々木はいつものようにくつくつと独特な笑みを溢して。

「なるほどね。君にとってサンタクロースとは魔法使いなのか。存外ロマンチストだね」

おかしいな。先程まであんなに寒かったのにいきなり暑くなった。母なる地球が心配だ。

「アイスピックで砕こうとしていた癖に何を言ってるんだい? 話を逸らさないでくれ」

なんとか話題を変えようと試みたものの、アイスピックを突きつけられた俺は降参した。


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