9:名無しNIPPER[saga]
2020/12/23(水) 05:11:10.73 ID:2v7Wc5RF0
男「やば、何今の子……! 胸が、胸がドキドキする……今なら新しい呼吸会得できるかもしれない」
男「なんであんな目つき悪いの? 何か不機嫌なことあったのって百晩中話聞いてあげたすぎる……!」
男「すみません……! どなたかあの列にいた緑色の遊女の名前ご存知の方いませんか?」
「なんだ、翠姫のことか?」
男「翠……姫……!? 翠姫翠姫翠姫、なんて可憐な名前なんだ……!」
「……おい兄ちゃん。もしかして翠姫が気になってるのか?」
男「え? そうですがもしかしてあなたもですか? 悪いけど度重なる鬼退治のお給金で、私が積める金の上限は天井知らずです大人しく身を引いた方が身のためですよ」
「鬼退治って、なんだそら。歌劇の話か? まあとにかくやめとけ。あれは別嬪だがどうしようもねえ性悪だ」
男「…………」
「まだ何人か逃げ出したって話があるだけで済んでるのは夕霧大夫がいるからだ。でも大夫は身請けしてもおかしくない頃合いだし、きっといなくなったら翠姫は禿をいじめ殺したりするんだろうな」
男「そんな……」
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