103:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/02(水) 01:17:12.94 ID:tRJaplXx0
言い放つ。
鋭く刺さった。志希の口調は強くもなく、眼もくりくりとしていたが、……
逃げるの、ときたものだ。寸鉄千夜を刺した。その場に縛り付けられて、詰まりながら言葉を返す。
「何の話です」
「あたしにだけ答えさせて、千夜ちゃんは質問スルーだなんて」
「質問?」
「《そこでな〜にをしているの?》」
「ですから…… 貴女が蹲っていたので、急病人ではと」
「よくあたしを見つけられたねー」
「けっこう目立ちますよ」
「あたしが言いたいのはね? 《よくもまあ、こんな所であたしに出会えたものだ――お稽古の時間だというのに》」
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