【CLANNAD】椋「もうすぐチャイム鳴りますよ。教室に戻らないと」
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163: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2021/01/01(金) 21:49:25.52 ID:byTC2hRx0
朋也「………椋。返事は、今すぐにはできない。けど、これからも俺と一緒に、いてくれるか?」

椋「は、はい!返事は、いつでもいいです!わたし、朋也くんに好きになってもらえるように頑張ります!」

朋也「ありがとう。ごめんな、はっきりとしない答えで」
以下略 AAS



164: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2021/01/01(金) 21:51:22.66 ID:byTC2hRx0
椋「っ……も、もう大丈夫です。ごめんなさい朋也くん。いきなり泣いちゃったりして」

まだ赤い目をこすりながら、それでも椋は泣き止んで俺に笑顔を向けてくれる。

朋也「いや、いいよ。それだけ、真剣だったってことだろ」
以下略 AAS



165: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2021/01/01(金) 21:52:38.67 ID:byTC2hRx0


教室で椋と分かれ、俺はある場所へと足を向けていた。

椋の気持ちに向き合うと決めたのだ。その報告を、しなければならなかった。
以下略 AAS



166: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2021/01/01(金) 21:55:13.71 ID:byTC2hRx0
朋也「………やっぱ、ここにいたか」

向かった先は、昼間に飯を食べた校舎裏。

そこには、今なお一人の少女がベンチに腰掛けたままだった。
以下略 AAS



167: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2021/01/01(金) 21:57:19.83 ID:byTC2hRx0
朋也「………教室で、椋と会ったよ」

杏「……そう」

朋也「そして、椋から告白された」
以下略 AAS



168: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2021/01/01(金) 21:58:55.77 ID:byTC2hRx0


朋也「…………………俺は。杏の気持ちには………応えられない」


以下略 AAS



169: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2021/01/01(金) 22:00:30.86 ID:byTC2hRx0
朋也「ごめん、杏。俺、気になってる子がいるんだ」

杏「………」

朋也「普段は気弱で、引っ込み思案で、冗談も通じないようなやつなんだけどさ。それでも、こんな俺のことを好きだって言ってくれる子なんだ」
以下略 AAS



170: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2021/01/01(金) 22:03:48.56 ID:byTC2hRx0
杏「っ……っ、あーあ、朋也に振られちゃったかー!」

朋也「………」

杏「ま、仕方ないわよね!椋が相手なら、あたしは大人しく身を引くわ!」
以下略 AAS



171: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2021/01/01(金) 22:07:22.84 ID:byTC2hRx0
杏「それと、ありがとう」

朋也「? なにがありがとうなんだよ」

杏「ちゃんとした答えを出してくれて、ってこと。正直さ、応えずに逃げられるかも、って思ってた部分もあったから」
以下略 AAS



172: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2021/01/01(金) 22:09:06.97 ID:byTC2hRx0


気が付けば、俺と杏はいつもの調子で話せていた。

これからも、俺と杏はこういうやり取りを、続けて行けるだろうか。
以下略 AAS



173: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2021/01/01(金) 22:12:45.22 ID:byTC2hRx0


創立者祭が終わり、俺には、新しい日常が始まりつつあった。

クラスメイトの女の子と、友達以上の関係が。
以下略 AAS



174: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2021/01/01(金) 22:14:39.50 ID:byTC2hRx0
そうして、椋との関係が続いていく。

二人で、デート(と呼んでいいのかはわからないが)にも行った。

商店街の中を、女の子と二人きりで歩く。
以下略 AAS



175: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2021/01/01(金) 22:15:38.95 ID:byTC2hRx0
そんな日々が続いた、ある日の放課後。

椋「朋也くん、お待たせしました」

委員会が終わり、教室へと戻ってきた椋が、俺にそう声をかけてくる。
以下略 AAS



176: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2021/01/01(金) 22:16:42.09 ID:byTC2hRx0
朋也「ああ……いや、ちょっと待ってくれるか」

椋「はい?どうかしましたか?」

朋也「……いい加減、答えを出そうと思って、な」
以下略 AAS



177: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2021/01/01(金) 22:17:53.22 ID:byTC2hRx0
朋也「………」

大きく、1、2回深呼吸をする。

朋也「椋。俺も、お前のことが好きだ」
以下略 AAS



178: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2021/01/01(金) 22:19:32.35 ID:byTC2hRx0
そんな椋を愛おしく感じ、彼女を抱きしめた。

椋「とっ、朋也くんっ?」

朋也「あー、バカだな、俺」
以下略 AAS



179: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2021/01/01(金) 22:20:42.12 ID:byTC2hRx0
抱きしめていた椋を解放し、正面から彼女の顔に向き合う。

椋「………」

朋也「………キスして、いいか?」
以下略 AAS



180: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2021/01/01(金) 22:22:05.70 ID:byTC2hRx0


しなくてもいい遠回りをしてしまったけれど、ようやく俺たちの本当の関係が始まったのだ。


以下略 AAS



181: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2021/01/01(金) 22:26:03.42 ID:byTC2hRx0
以上で、投下終了になります。
以下、どうでもいい独り言。

CLANNADリメイクでもなんでもいいから、おまけ程度で終わらせるんじゃなくしっかりとした椋シナリオが読みたいです。
しかしもう発売から何年も経ってるから、望みは薄いんだろうなぁ…と。
以下略 AAS



182:名無しNIPPER[sage]
2021/01/01(金) 23:18:42.10 ID:wagQuS7Mo
おつでした


183:名無しNIPPER[sage]
2021/01/06(水) 23:04:05.92 ID:kU+G+lEBo



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