【CLANNAD】椋「もうすぐチャイム鳴りますよ。教室に戻らないと」
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41: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2020/12/05(土) 22:14:52.65 ID:qavmK5lj0
朋也「あ、そう」

椋「と、隣、座っていいですよ」

朋也「そんじゃ失礼して、っと」
以下略 AAS



42: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2020/12/05(土) 22:16:08.95 ID:qavmK5lj0
椋「選んだカードを見せてください」

朋也「ほらよ」

俺が引いたカードは、スペードのA、ダイヤの10、JOKERだった。
以下略 AAS



43: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2020/12/05(土) 22:16:57.33 ID:qavmK5lj0
椋「まず、スペードのAですが、Aはトランプでの1を表すものです。そして、見て分かるようにトランプのスペードのAは他のAよりも豪華な絵をしています。つまり、岡崎くんは他の人にはない特別なものがある、ということを表しています」

朋也「………」

椋「次にダイヤの10ですが、ダイヤの形は他のマークに比べてカクカクとしています。そして、数は10。これは、周囲に刺々しいイメージをどれだけ与えているのか、ということを表しています」
以下略 AAS



44: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2020/12/05(土) 22:20:04.77 ID:qavmK5lj0
椋「………もう一度、聞いてもいいですか?」

朋也「なにをだ」

椋「今日の遅刻の理由です」
以下略 AAS



45: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2020/12/05(土) 22:20:39.68 ID:qavmK5lj0
椋「そんなことありません。だって岡崎くん、5限目はとても眠たそうにしていました」

朋也「………」

まあ今日は授業中にも視線を感じたし、5限目の時も見られていたとしても不思議ではない。
以下略 AAS



46: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2020/12/05(土) 22:21:47.47 ID:qavmK5lj0
朋也「……あのさ、逆に聞いてもいい?」

椋「なんですか?」

朋也「どうして俺なんだ」
以下略 AAS



47: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2020/12/05(土) 22:22:45.68 ID:qavmK5lj0
椋「……あ、あの。やっぱり迷惑………ですか?」

申し訳なさそうに呟く。

朋也「ああ、そうだな。迷惑だ」
以下略 AAS



48: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2020/12/05(土) 22:23:57.62 ID:qavmK5lj0
椋「でも、それとこれとは話が別です」

朋也「!」

椋「わたしは、わたしがやりたいからやっているんです。その結果、内申が悪くなるならそれでも構いません」
以下略 AAS



49: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2020/12/05(土) 22:25:00.86 ID:qavmK5lj0
椋「もしかしたら三年に上がってちゃんと学校に出てくれるかなと思ったけど、岡崎くんは変わってませんでした。ぶっきらぼうで、不器用で、でも少しだけ優しいままでした」

朋也「………」

椋「岡崎くん、損をしています。そんなの、もったいないです」
以下略 AAS



50: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2020/12/05(土) 22:25:57.10 ID:qavmK5lj0
朋也「………。結局、藤林は何を言いたいんだ」

椋「だから、えっと……あれ?」

そこで会話が途切れる。
以下略 AAS



51: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2020/12/05(土) 22:26:57.65 ID:qavmK5lj0
椋「なので、岡崎くんには損をしないようにしてほしいんです」

朋也「損、ねぇ……」

椋「難しいことじゃありません。ただ、授業にはちゃんと出席することと、遅刻をしないこと。この二つを守るだけでも、岡崎くんは変われるって思います」
以下略 AAS



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