93: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/04(金) 23:08:32.25 ID:0yhOjuuQ0
栞子「……私のせいなのでしょうか」
ランジュ「…栞子」
栞子「ランジュは本当はいい子だって、彼女に…でも」
栞子「実際は…ランジュの事でなんとかしてくれるって信じて、先輩に甘えていただけでした…! 私が一番逃げてたんです…私が…! ただただ甘えてあんな事を…!」顔を覆う
かすみ「しお子……」
かすみ「わかるよ、その気持ち。だからだよ…それと」
かすみ「本当に、ごめん。先輩に言われたとはいえ、実際にやったのは私だ」
栞子「……いえ…いいんです、かすみさんだって…」
かすみ「しず子にも…謝らないと。ごめんね」
しずく「ううん」フルフル
彼方「………だから傍観者であり続けた…この行き先を、誰かが覚えてないといけない、そう思って」
彼方「でも結局私も」
彼方「ああなってしまった彼女が怖かった…怖くて向き合えなかったんだよ…!」
彼方「だって、だってだってだってだってさ! 先輩の私でも頼りがいがあるって思って、実際に何を預けても安心してしまうぐらいに手が広くて、何よりずっと応援してくれる! 駆けずり回って、色んな所に頭を下げて交渉して、身も心もボロボロになりながら、間違ってはいても私たちの為だって信じて動き続ける彼女が! それが凶行に走ろうとしても今まで散々私たちの願いを聞いてもらって…それで初めて出てきたあの子の最初の我が儘がこれだなんて! 信じられないよ! 信じられる筈がない…!」
彼方「夢なら覚めればよいのに何度眠ろうが覚めない! それで、悪夢が…悪夢が…」
彼方「虹ヶ咲学園だけで終わるならよかった、それでもμ’sやAqoursまで巻き込まれたらもう…私は…彼方ちゃんは…耐えきれなかった」
彼方「だけど、その怖さで動けなかった」
歩夢「その唯一出来た行動が」
歩夢「善子ちゃんへのメールだったんだね。あの、クロケット帽の。そして実際に、善子ちゃんは受け止めてくれた。彼方ちゃんが送ったという意味も込めて、受け止めた」
彼方「うん……だけど、にこちゃんの言う通り…私たちは、ツケを払う時が来たんだよ」
璃奈「やらなきゃいけない事がある。璃奈ちゃんボード『黄金の精神』」
璃奈「こんにゃくを人工無能っていうのを辞めさせる。璃奈ちゃんボード『ぷんすか』」
璃奈「その為に、本当の意味で向かい合わなきゃ。璃奈ちゃんボード『逃げちゃダメだ』」
エマ「うん、そうだね…」
ランジュ「あの」
歩夢「あの子に、『あなたは不要』って言った話なら、聞いたかな」
ランジュ「その事を、すごく後悔してる……一度、ごめんなさいって言った事がある」
ランジュ「その時…本当になんでもない事だったかのように、軽く…返されて…」
ランジュ「だから余計に、私は調子に乗ってしまったのかも」
愛「でも、その事を…愛さんや果林に悪い事をしてしまったって後悔してた」
エマ「……あの子って。すごく、ナイーブなのかな」
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