78: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/11/30(月) 23:09:40.13 ID:q9fUR5lJ0
鞠莉『ハァイ、聞こえる? どうやらにこっちも同じ事考えたようね? 今の話を聞いて』
にこ『鞠莉もそのようね…鞠莉なら色々と事情を察してそうだけど』
鞠莉『ええ。虹ヶ咲学園に友達が通ってるから。たった今、把握したわ。にこっち、お先にどうぞ』
にこ『ありがとう、鞠莉。よく聞きなさい』
にこ『はっきり言うわね』
にこ『こうなった原因は、あんた達全員よ。それぐらいイカれる出来事だった。だけどあんた達は、それに対して、何の対処も出来ずにいた。仕方ない部分もある…けど』
にこ『責任感が強くて優しいあの子はそうじゃない。自分が動かなければ、そうして間違った方向に全速力で駆け回りだした――――――――お陰でバカが大バカじゃ済まない事をやろうとしている』
にこ『あんたたちが頼り過ぎたツケを払う時が来たのよ。いいわね、こっちを巻き込んだらあんた達を一生軽蔑し続けるわ。自分たちの蒔いた種よ、自力で何とかしなさい! あんた達自身がその手で守るのよ! 虹ヶ咲学園のスクールアイドルってものを! あのバカが大バカじゃ済まない悪だくみを何としてでも止めなさい! それ以外の報告は聞きたくないし止められなかったら絶交してやるわよ! いいわね!』
鞠莉『つまりそういう事よ。あなた達の所よ。ランジュには幾らでもくれてやる言葉があるけど、今は言わない。悪いけど、こっちも守らなきゃいけないモノはあるの。わかった?』
ぷつっ ぷつっ
歩夢「…止めよう。あの子を。出ないと、皆にも顔向けできない」
璃奈「……先輩のパソコン、置いてあるね」
璃奈「けど、非常事態。調べても、いいかな? 歩夢先輩…」
歩夢「非常事態だから、許可。璃奈ちゃん、お願い」
璃奈「わかった…」カタカタ
璃奈「チャットルームがある……ログが残ってる。パスコード…」カタカタ
エマ「やっぱりパスコードを…」
璃奈「ガードが堅い、でもやり遂げ…」
ピコン
璃奈「鞠莉さんからだ…」
鞠莉『転送しておくわね。お姉さんからの甘やかしはこれだけよ? シャイニー☆』
『パスコード:キラークイーン バイツァ・ダスト』
璃奈「これか…!」
『このIDでは虹彩認証が必要です』
『新たなIDを作成しますか?』
璃奈「…イエス」
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