33: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2020/11/29(日) 18:22:45.09 ID:F2WpVU4e0
十七夜「逆に言えば、画伯が意図的に心を盗むマンガを描いて、それを二木の本拠地に放り込んでやれば、知らずに読んだ魔法少女同士が画伯を巡って同士討ちを始めるということか」
やちよ「十七夜って普段公平だの平等だの言う割には、時々えげつない事思い付くわよね・・・」
十七夜「むっ、そうか?」
郁美「はぁっ、はぁっ・・・。みふゆさん、そのお腹に付いてるお肉のせいで走りにくそう・・・! 令ちゃんの記事に書いてあったみふゆさんのフィットネスメソッドって全然何の役にも立たないんだあ・・・!」
みふゆ「はぁっ、はぁっ・・・そ、そういう郁美さんこそ・・・もう若くないんだから無理して走ったら体に悪いですよ・・・!」
郁美「私たち同い年だからッ・・・!」
アリナ「はぁっ、はぁっ・・・。退院したばっかりのアリナをこんなに走らせるなんて、トーチャーなんですケド・・・!」
十七夜「なんだ、今頃着いたのか君たち」
みふゆ「はぁっ、はぁっ・・・えっ・・・? なんですかこの空気。何かあったんですか?」
十七夜「どうやら君たちのソウルジェムの中に画伯の魔力が入り込んでしまったらしい」
十七夜「そのせいで、自身の意思に反し画伯に心を奪われている状態になっているんだ」
郁美「自身の意思に反して? コラァー! 何言ってるのー?! くみ怒っちゃうぞぉー! くみはぁ、かりんちゃんの事が大好きでぇ、かりんちゃんのために立派な大人になるって決めたんだよ! プーンプンッ!」
みたま「えいっ」チョイ
郁美「―――・・・あ、あれ? なんで私こんなこと考えていたんだっけ・・・? 私ってもう既にそこそこ大人なのに・・・。はぁ・・・」
みふゆ「ワタシだってかりんさんのために立派な大人になるって決めたんですよ! 具体的には、朝は二度寝しないでちゃんと自分の力で起きて、自分のお茶はちゃんと自分で淹れて、ご飯もちゃんと自分で作って、お風呂に入ったらちゃんと自分で髪を乾かして―――」
みたま「えいっ」チョイ
みふゆ「―――あ、あれ? なんでワタシこんなこと考えていたんでしたっけ? やっちゃんにやってもらえばいいのに」
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