古泉「不思議探索で朝比奈さんと長門さんの3人で回ることになりました・・・」
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6:名無しNIPPER
2020/11/27(金) 19:54:56.62 ID:OIOyL2yi0

「よう。今日はどうだった?」
店を出て、メンバー全員が集まったところで、彼が聞いてきました。
目の前にはいつものようにSOS団3人娘が話しています。
そしてその少し後ろに僕と彼が並んで歩いています。いつもの光景です。

「そうですね。」
「ただ一つ言えることは」
ここから自分が紡いだ言葉に僕は未だに”驚愕”しています。
なぜこんなセリフを言ったんでしょうね。
「僕は涼宮さんと貴方に感謝を伝えたいです。」
「僕達全員を引き合わせてくれてありがとう。」

「お前・・・」
彼は心底驚いた顔をしました。
僕だってこんな臭いセリフも吐きたくなる時もありますよ。
失敬な。

「まあなににしても」
「いい顔してると思うぜ。今のお前。」
彼の顔はまるで、初めて1人で眠れた我が子をみる母のようになっています。
なんだか癪に触る気もしますが、
不思議と嫌な気持ちはありませんね。


「こらー!2人ともなに内緒話してるの!置いてくわよー!」
涼宮さんがそのように叫びました。
怒りながら笑うという奇妙な真似をしています。


今日で僕ら3人の仲は劇的によくなったというわけではないと思います。
共通点もとくにありません。
しかし。
僕、長門さん、朝比奈さんの3人は涼宮さんと彼のもとでSOS団という組織で確かに一つになっている。
その事実を認識することができました。
それだけでも今日は非常にいい1日でした。


「わかりました。直ぐいきますよ。」
我らの団長様のもとに彼と一緒に駆けていきます。
いつものセリフともに。


「「やれやれ」」

Fin.


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