11:伊丹 [sage]
2020/11/21(土) 00:54:54.09 ID:F8D/mY4l0
◆
「あ、莉緒……」
「あ、プロデューサーくん……」
劇場の掃除当番だった私は、ゴミ袋を出そうと裏口の扉を開けたとき。
階段に腰掛けてる、彼……プロデューサーくんと、バッタリ出くわす。
その口には、白くて、短い棒みたいなものが咥えられてる。
―――タバコだ。
彼は、バツの悪そうな顔をして、ソレをしまおうか逡巡していたようだけど。
結局、ソレを咥えたままモゴモゴ話す。
「ちょっほ、どくよ」
「う、うん」
ゴミ袋を捨てて、階段に戻ってくる。
プロデューサーくんは、同じところに座ったまま、
口から煙を、モクモク出してる。
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