691:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/19(金) 21:32:33.61 ID:pYa2Z27w0
『飛行船』
ジュージュー
盗賊「良い肉があんだ…焼くから待ってろ」
剣士「僕は肉はちょっと…」
女オーク「私も肉は…」
盗賊「うるせぇ食え!山賊焼きだ!世界で一番美味めぇ」
商人「こっちの飛行船の方が広くて落ち着くね…デッキもあるし寝床もしっかりしてる」
盗賊「遅いのが難点よ…ただ15人も乗れるからデッキからのクロスボウの撃ち下ろしは火力高けぇぞ?」
商人「何と戦うつもりなんだい?」
盗賊「ヌハハそんな敵居ねぇか…肉焼けたぞ?酒もあるぞ?」
剣士「盗賊さんは昔と全然変わって無いね」
盗賊「ちっと髭の白髪が目立つ様にはなったな?しかしお前はあん時の剣士にそっくりになった」
剣士「剣技はパパ程じゃないよ」
盗賊「魔術師になったんだろう?魔女の修行はどうよ?」
剣士「魔女はあまり押し付けて来ないんだ…自由に学ばせて貰った」
商人「盗賊…剣士君は魔女と全然違うタイプの魔術師になって居るよ…蟲使いさ」
盗賊「虫?クモとかワームとかそういう奴か?」
剣士「どんな虫でも使役出来るよ」
盗賊「ほーそりゃスゴイんか?俺にゃ良く分からん」
商人「スゴイと思う…神の領域さ…どんな病気も治せて…大きなワームを自由に操る」
盗賊「そういや女海賊も最強のミツバチとか育ててたな?」
剣士「ママは魔力が無かったけど蟲使いの素質は有ったみたいだ…自然と蟲を使ってたね」
商人「剣士君…盗賊にも例の虫で癒してあげたらどうだい?腹の中に入ってる鉛が痛むと良く言っている」
盗賊「まぁ古傷だ…ちっと痛むが俺の戒めなんだ」
剣士「任せて…線虫!」ザワザワ ニョロ
盗賊「うぉ!!体ん中に入って…うげ」
剣士「大丈夫!害は無いから…毒を食べ終わったら自然と排出されるよ」
盗賊「鉛は毒なんか?」
剣士「体には良くない…炎症した部分が痛むんだと思う」
ダダダ ドタドタ
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