勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
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655:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/19(金) 20:41:27.58 ID:pYa2Z27w0
『夕方』


ガタゴト ガタゴト


剣士「今まで気づかなかったけど2輪の馬車だと進行が随分早いみたいだ」

女オーク「どうして分かったの?」

剣士「海賊の隠れ家に到着するのは明日の予定だったのさ…もうすぐ到着するよ」

女オーク「ヤクの体調が良いお陰では?早い様には感じないわ」

剣士「あ〜そうだね…ヤクの負担が軽いのと餌の品質だねきっと」

女オーク「道を逸れてしまったけどここで良いの?何も見当たらないけど」

剣士「目印があるんだ…あそこあそこ…あの石と石の間を通る」

女オーク「何も無いけど…」

剣士「狭間っていう場所に隠してるんだよ…驚かないでね?」

女オーク「…」ジー

剣士「入るよ?3…2…1…」

女オーク「え!?あの時の入り江…どうして?」

剣士「そういう仕掛けなのさ…でも良く無いなぁ…ゴーストが彷徨ってる」

女オーク「見た事無い…」

剣士「コバルトの剣を出して?」

女オーク「どうするの?」スラーン

剣士「照明魔法!」ピカー

女オーク「光?光で倒す?」

剣士「うん…光の武器かミスリルじゃないと対処出来ない…僕が退魔の方陣を張るまでヤクを守って」

女オーク「分かった…」

剣士「ええと…寒く無いし入り江の真ん中で良いか…」


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