勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
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382:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/07(金) 19:39:32.76 ID:kwIi/Pq/0
『隠し部屋』


アサシン「ふむ…200年経ったにしては保存状態は良さそうだな」

女海賊「織物はもうダメかな…壺と装飾品は価値出そうだね」


スタスタ


時の王「お前達…何をしに来た…この書は渡さんぞ」

魔女「それが冒険の書じゃな?」

時の王「むぅ…我が末裔か…お前にくれてやる…この神秘の肉体を」

魔女「そんな物要らぬ…わらわはその冒険の書が気になって居るのじゃが見せてはもらえぬか?」

時の王「取引をしようでは無いか…私をシルフの魂へ導け…さすれば書は渡してやろう」

女海賊「ちっと中身見るだけだよ…ケチケチしなくても良いじゃん?」

時の王「これはシルフが残した最後の記憶なのだ…この中にシルフの魂が宿って居る…誰にでも見せる物では無い」

商人「それが夢幻?…」

時の王「お前達がそう呼んで居るだけだろう…私は夢幻がどのような物なのか知らぬ」

商人「夢幻をどうやって僕たちの夢と繋いでいるんだ?」

情報屋「あそこの台座…アレが木の根と癒着しているわ」

ホムンクルス「おそらく通信端末だと思われます」

情報屋「キ・カイのサーバ石にそっくりだわ」

魔女「時の王や…いや我が先祖と呼んだ方が良いのかのぅ…リリスの生き血で得た不老不死を捨てたいと申すか?」

時の王「私はシルフの下へ行けるのならばもう何も要らぬ」

魔女「剣士…」チラ

剣士「…」コクリ

魔女「実はな…リリスの子宮を壺に封じる時に発見した事が合ってな…どうやらインドラの光で再生が止まる様じゃ」

時の王「インドラの矢を私に落とすと言うか?」

魔女「それでも良いじゃろうが…」

剣士「…」スラーン ピカー

魔女「心の臓を止められるのじゃ」

時の王「ヤレ…そして私はシルフの下へ行く」

女海賊「ちょちょちょ…止めてよそういうの」

時の王「シルフには私が必要なのだ…私が守らなければならない」

アサシン「皆聞いたな?これが人間の生き方だ」

女海賊「え…」

アサシン「ハーフエルフでもハーフドワーフでも無い人間がどうやって未来を創るのか…愛を貫いて時代を創る」

時の王「フフ小僧…そうやって何人もの勇者が犠牲になった…それでも魔王はまた来る」


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