366:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/07(金) 19:21:47.59 ID:kwIi/Pq/0
『森の外れ』
シュタタ シュタタ
魔女「剣士…ちと休まんか?わらわはもう魔力が尽きてしもうた…腰も痛いのじゃ」
剣士「ごめん…揺らし過ぎたね」
魔女「ふぅ…」ヨロ
子供「魔女?どんぐり居る?」
魔女「済まんのぉ…」グッタリ
剣士「もうエリクサーを切らしてしまった…」
魔女「イカンな…封印の壺を持って居るとどうやら黒死病が付きまとうのぅ」
剣士「魔女も黒死病に?」
魔女「まだ動けるが…体が小さいで病の進行が早いかもわからん…魔力の回復が遅いのもそのせいじゃろう」
剣士「こんな事なら賢者の石を借りておくんだった」
子供「パパ?あとどれくらいで着くの?」
剣士「森の中を走って2日くらいか…森を出て雪の中を走るとなると…」
魔女「シャ・バクダの少し南にハズレ町という所があったじゃろう?そこまで飛空艇で迎えに来て貰うのはどうじゃ?」
剣士「それなら丁度ここから森を出れば近い筈…ただこんなに汚れた体でまともに町に入れてもらえるのだろうか…」
魔女「ううむ…どうみても浮浪者じゃな?」
剣士「魔女も酷いよ…全身魔物の返り血でベトベトだ」
魔女「主が暴れまくるからなのじゃが…」
バサバサバサ カサカサ
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