357:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/07(金) 19:12:25.97 ID:kwIi/Pq/0
『星の観測所_居室』
ガチャリ バタン
時の王「あーして…こーして…ああでこうで…」
ホムンクルス「女海賊さん…」
時の王「…私とシルフが2人で話すと言った筈だ…勝手に入室するなど無礼だぞ」
女海賊「あのさ…ちょいワケ有って勇者の像の所に行ってもらいたいんだ」
時の王「ほう?その手もあるか…だがシルフ?私を許してくれるか?」
ホムンクルス「何度も言いますが私は精霊シルフではありませんよ?」
女海賊「ホムちゃんさぁ…ちっと時の王に付き合って勇者の像の所行ってて貰えない?あとで私達も行くから」
ホムンクルス「はい…わかりました」
ローグ「頭ぁ!!起きやしたね?…姉さ〜ん!!頭が目ぇ覚ましやした!!」
女戦士「ぅぅぅ誰かに呼ばれた気がしたのだが…」ヨロ
時の王「むぅ?お前はいつぞやの…」
女戦士「…その声は…お前だな?呼んだのは?」ジロリ
女海賊「お姉ぇ!!良かった…目ぇ覚まさなくて心配してたんだよ」
女戦士「記憶がおかしい…私はいつから寝ている?」
女海賊「思い出すのはゆっくりで良いよ」
女戦士「お前の声が耳にこびり付いて離れない…誰だお前は?…なぜ私を揺さぶる?」
時の王「何の話だ?又打たれたいのか?」
女戦士「打たれたい?…そうだ…私はお前に打たれたい…来い!!」
女海賊「ちょい!!お姉ぇ!!やっぱ混乱してるわ…ローグ!お姉ぇを止めて」
ローグ「そーっすね…頭ぁ落ち着いて下せぇ…ちっと混乱してるっす」
女戦士「混乱…私は何をしていた所だ?」ブツブツ
時の王「フン…シルフ!私と一緒に勇者の下へ行くぞ」
ホムンクルス「はい…お供しますよ?」
時の王「馬の乗り方を覚えて居るか?」
ホムンクルス「いえ?初めて乗ります」
時の王「来い…思い出させてやる」グイ
女戦士「…又私の下を離れて行くのか?」
女海賊「お姉ぇ…」---恋してたんだ---
---お姉ぇが打たれたいのは…懺悔だったのか---
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