勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
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304:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/14(水) 19:19:06.05 ID:qOmQVu6P0
『数時間後』


…かの者名は暁の使途

奴は定命の者にして覇道を歩みそして我が右腕となった

だが黄昏の賢者はこれを由としなかった

それから第2期の始まりだ…


盗賊「んぁぁ…俺には全然理解出来無ぇ…何の話なんだよ」

情報屋「私にもさっぱりよ…話が支離滅裂でいつの時代なのかも書物無しだと追いきれない」

盗賊「話聞くのはアサシンに任せるだな」

情報屋「そうね…でも少しだけ読み取れた話があるわ?」

盗賊「昔話でか?」

情報屋「多分なんだけど精霊シルフの言葉の殆どはホムンクルスが言ってる事と同じの様ね」

盗賊「あぁ…交配とかウンタラカンタラな?」

情報屋「そう…」


やっぱり精霊シルフも人間を絶滅させる命なんか出して居なくて

命を受けた人の過大解釈でそうなってしまった様に思うわ

シャ・バクダでの抗体獲得だって

周りの人の過大解釈で大きな殺戮に繋がった

そうやって精霊シルフの思惑を過大解釈でゆがめてしまう人達は

精霊の目には裏切りに見えたのだと思うわ

きっと時の王もそうやって精霊と距離を置かれたんだと思う



盗賊「ふむ…ありえそうだな…ホムンクルスの言葉を真に受けて商人が過激な手段を行使する…そんな感じな?」

情報屋「そうよ…そうやって破綻した歴史なの」

盗賊「ただ本人達は精霊の命に従ってるだけと思ってるのがな…」

情報屋「事実として種の交配が進んでいるからどっちに転んでも精霊の思惑に収まるのね」

盗賊「こりゃ誰も間違って無い…噛み合ってないだけか…」

情報屋「うん…」

盗賊「しかし黒の同胞団の話が全然出てこない…やっぱ関係無いのか?」

情報屋「時の王にとって関係が薄い証拠と言い換えれるわね…利用されていただけの線が強そうね」

盗賊「じゃぁここに来たのは単純に精霊シルフを探しに来ただけか?」

情報屋「うーん…でもさっきから話に出て来る隠匿の皇子って誰の事を挿すのかしら」

盗賊「前後関係が俺には分からん」

情報屋「その皇子が黒の同胞団の一人だったとすると辻褄が合いそう」

盗賊「まぁ俺はもう聞きたく無ぇ…昔話は苦手なんだ」

情報屋「フフ私が耳を立てておくから寝てて良いわ」

盗賊「あぁぁやっぱ焚火があると温かくていいな…寝る」


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