264:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/02(金) 13:55:50.10 ID:agkIMDdy0
『黒の同胞団基地』
ワーワー
女戦士「雑魚の殲滅は海賊に任せておけ…私達は剣士が言う木の根っことやらに向かう」
魔女「なんちゅー広い洞窟じゃ」
子供「上の方から光が少し漏れてる」
女戦士「こでは洞窟ではなく渓谷だな…森が覆いかぶさってこの様になっている
剣士「そうだよ…だから上の方も注意する必要がある」
女戦士「あそこだな?破壊された器具というのは…」
魔女「天秤じゃ…アレは錬金術の為の天秤じゃ…どこかにわらわの父上は居らぬか?」
剣士「椅子に掛けた死体があった…こっちだ」
タッタッタ
魔女「おぉぉ…何と痛ましい姿じゃ…父上に間違いない」
女戦士「…時すでに遅しか」
子供「貝殻がいっぱい落ちてる」
魔女「話をしてみたかったのじゃが…ぅぅぅ」
剣士「死因は弓矢だ…頭を貫いてる」
魔女「しかし黒の同胞団に身を置いて居たのじゃから仕方ないのぅ…目を覚ましてやりたかった」
女戦士「こっちの器具も破壊されているな…何の容器なのだ?」
魔女「宝石が散らばって居るからそれが魔石を作る器具なのじゃろう」
女戦士「魔石が見当たらんのだが…」
剣士「向こうの方にも謎の器具があるよ…木の根っこはそこにある」
魔女「ちと待て…アレは転移門じゃな」
女戦士「転移門?」
魔女「まだ入り口が開いて居るという事は術者が生きて居るという事じゃ」
女戦士「過去に戻ると言う例の門か?」
魔女「行先は行って見んと分からん…危険じゃで近付くでない」
女戦士「これですべての辻褄が合ったな…これで過去の書き換えはもう起きんという事だ」
魔女「リッチが隠れておるかもしれんで気を付けい」
子供「パパ?エリクサーの匂いがする」クンクン
剣士「分かってる」
女戦士「エリクサー…そこに精霊の伴侶が居たという事か?」
剣士「行こうか…木の根っこの所だよ」
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