191:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/02(金) 09:55:02.65 ID:agkIMDdy0
魔女「戻ったぞい」ノソノソ
女戦士「早かったな?」
魔女「何もありゃ〜せんかった」
商人「…」トボトボ
魔女「これ!!もたもたするなと言うたじゃろう」ポカ
商人「いたた…」
魔女「海賊の船がまた入ってきおったな…何隻来るのじゃ?」
女戦士「全部で20隻だ…作戦は商人に言われた通り伝令しておいた」
商人「そっか…早いね」
女戦士「手漕ぎのガレー船が4隻入る…川を上れる筈だから先方に位置させる」
商人「良いね…輸送船だけじゃ心もとなかった」
女戦士「ガレー船は乗組員が多いのも特徴だ…代わりに荷が乗らんのだが」
商人「あれ?ローグは帰って来てない?」
女戦士「伝令で飛び回って貰っている…用が在ったのか?」
商人「話し相手になって貰おうかなっておもってさ」
魔女「わらわでは不足なのか?」
商人「王族と僕とじゃ感性が合わない」
魔女「高貴さが隠し切れておらぬか…イカンな」
商人「そういう所だよ…」
女戦士「魔女…帰って来て直ぐに悪いのだが二三頼みが有ってな」
魔女「何用じゃ?」
女戦士「詰まらん頼みになってしまう…志願してきた男共を女に変身させてほしいのだ」
魔女「何をする気じゃ?」
女戦士「女不足で海賊達の士気が落ちて来ている…気休めかもしれんが」
魔女「なるほどのぅ…男の体の方が良いと思うんじゃが…志願する者なぞ居るのか?」
女戦士「ローグが窓口になっている…対応して欲しい」
魔女「まぁ簡単じゃしよかろう」
女戦士「それともう一つ」
魔女「ふむ…」
女戦士「無駄な衝突を避ける為に幻惑の杖の力を借りたい…輸送船との取引きを円滑に進めたいのだ」
魔女「拿捕するのではなく協力させると言うのじゃな?」
女戦士「平たく言うとそうだ…対価は払うつもりだ」
魔女「取引の場にわらわが同行すれば良いのじゃな?」
女戦士「そうだ…明日ローグにもう一度取引に行かせる…上手く運んでほしい」
魔女「森で魔法が使えぬではわらわの力はそういう所でしか発揮できぬか…」
女戦士「どちらも重要な案件なのだ…よろしく頼む」
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