勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
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153:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/02(金) 08:54:44.33 ID:agkIMDdy0
魔女「今のが次元の入れ替えじゃ…裏が出る次元に入れ替えたのじゃが剣士が気付いて元に戻しよった」

ホムンクルス「この様な魔法をどなたも使えるのでしょうか?」

魔女「限られた者にしか使えぬ…それを主の言葉でアドミニストレータじゃったかのぅ?そう表現するのじゃ」

ホムンクルス「…」

魔女「この様な術があると知って主のシミュレーションにどれほど意味があるか?」

ホムンクルス「アドミニストレータの意に沿って物事が動きます…つまり私には予測できません」

魔女「では問う…精霊はアドミニストレータじゃったのかのぅ?」

ホムンクルス「違います…でもどうして魔女様がこの様な術を使えるのでしょう?」

魔女「魔道の最たる所じゃ」

ホムンクルス「ハッキング…」

魔女「主の言葉でハッキングと言うのか?」

ホムンクルス「この魔法の適用範囲はどのくらいなのでしょう?」

魔女「その口ぶりじゃと初めて知った様じゃな…精霊が知って居ったのかは分からぬが…」

ホムンクルス「重要な事象は基幹プログラムに記されている筈ですが今のプログラムにその要件は構築されていません」

魔女「では精霊も知らなかったという事じゃな…して適用範囲と言われて回答に困るのじゃが…」

ホムンクルス「例えば魔王が存在しない次元への入れ替えですとか…」

魔女「およそ自分が見えている範囲だけじゃな…その外側の次元は他人が構築しておるで調和にズレが生じる」

ホムンクルス「そうですか…」

魔女「さて本題に戻るぞよ?」

ホムンクルス「はい…」

魔女「わらわが次元の入れ替えを任意で行えると仮定してわらわに負けは存在するじゃろうか?」

ホムンクルス「勝ち負けの定義が不確かなのですがやり直しが効くとすれば100%勝ちます」

魔女「ふむ…重要な局面さえ間違わなければ良いな?」

ホムンクルス「やり直しも効くのでしょうか?」

魔女「魔力が有限じゃから何度もという訳には行かぬが不可能ではない」

ホムンクルス「魔女様に一つ警告をしておきます」

魔女「言うて見よ」

ホムンクルス「ハッキング行為にはガーディアンという機能が働きますのでご注意下さい」

魔女「ガーディアン?何じゃろうのう?次元の狭間に迷う事じゃろうか?それをバンと言うのじゃが…」

ホムンクルス「良くわかりません…私の基幹プログラムではそうなっています」

魔女「まぁ良い…乱用する気は無いで安心せい」

ホムンクルス「これで良く分かりました…シミュレーションでの重要局面で反転が生じる可能性が高いと…」

魔女「分かれば良い…良い結果が出なくても案ずるな…剣士いや勇者が導くでのぅ」

ホムンクルス「はい…ありがとうございました」



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