勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
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140:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/02(金) 08:34:13.27 ID:agkIMDdy0
『居室』


女海賊「ホムちゃんさぁ…黒の同胞団の正体をいつから知ってたの?」

ホムンクルス「知って居た訳ではありません」

女海賊「じゃぁなんでダークエルフだって言うのさ」

ホムンクルス「皆さんがお話している内容からシミュレーションをした結果可能性が高いという結論になりました」

女海賊「じゃぁ精霊がダークエルフに特命を出したってのも全部可能性の話だよね?」

ホムンクルス「私が精霊の立場だった場合にその方法が一番成功する可能性が高いのです」

女海賊「なんでダークエルフ?」

ホムンクルス「話の流れでしょうか…信頼できるエルフの一人と言う言い方も出来ます」

女海賊「あぁぁなるほど…結果的にダークエルフに分類された訳か」

ホムンクルス「そうなりますね」

女海賊「今成功する可能性って言ったじゃん?何の成功?」

ホムンクルス「浸食されたくない記憶の隔離と魔王の封じ込め…その他様々な要因を上手く運ぶ可能性なので一言で言えません」

女海賊「むむむ何か良く分かんないな…兎に角上手く行ってるんだ?」

ホムンクルス「精霊の行動した最後の一手はすでに完了していますのでほぼ想定通りに事が進んでいると思われます」

女海賊「ほんじゃあんま気にしないで居て良いんだね?」

剣士「最後の一手とは?」ボソ

ホムンクルス「夢と言えば良いのですか?わたしは夢を見る事が出来ませんのでどう導かれて居るのか分かりません」

女海賊「おけおけ!分かった…もうやめよっかこんな話」

ホムンクルス「はい…」

女海賊「ホムちゃんは昔の精霊の考えを代弁してくれているだけでホムちゃんはホムちゃんだもんね」

ホムンクルス「はい…私は精霊ではありません」

ホムンクルス「皆さんの成功を促す為の助言はどうしても昔の精霊と混同されてしまいますね」

女海賊「商人は分かってんのかなぁ…そこん所」

剣士「分かっていると思うよ…ただ認めたくないだけだよ」

女海賊「認めたくないって…しょうがないじゃん昔の精霊が導いた事なんだから」

ホムンクルス「多くの犠牲の上に成り立って居た抗体の獲得…」

女海賊「そうやって戦うしか無かったんでしょ?今始まった話じゃ無いじゃん…受け入れるしかないよ」

剣士「これで僕たちの役割がハッキリした」

女海賊「…もうやめよ!その話」


---そう…今までは次の世代の為に魔王を集めて深淵に運ぶ役だった---

---でも今度は違う筈…私が変えてやる---


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