勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
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130:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/02(金) 08:20:50.62 ID:agkIMDdy0
ホムンクルス「理解しました…だから損傷した記憶データがいくつも存在して居たのですね」

商人「いくつも?どういう事だ?前から何度も切り取られてたっていう事なのか?」

女海賊「んんん…なんか辻褄が合わなくなって来たね…誰がやってんのさ」

商人「魔王以外の第三者にそんな事が出来る人が居るって事かな」

魔女「記憶から量子転移をするには並みの魔力では不可能じゃ…師匠でも難しいじゃろう」

商人「大量の魔石で補うのは?」

魔女「魔石じゃと?何百…何千の魔石が必要になるか分からぬが…可能性はゼロでは無いのう」

商人「魔女は知らないよね…キ・カイはセントラルから魔石を買い付けて居た事を」

魔女「なぬ!?魔石の産地はキ・カイでは無いのかえ?」

商人「そうだよ…どういう風に作って居るかは知らないけど魔石の出所はセントラルなんだよ」

女海賊「ウラン結晶もなんでかセントラルに在ったね…東に鉱山があるとか無いとか」

商人「鉱山ねぇ…そんな山なんか無いじゃないか…森だけだ」

ホムンクルス「魔石をどの様に製造して居るのか知りませんか?見た目は宝石の様ですが一様ではありませんね」

魔女「生きた魔物を重力炉で圧縮して宝石にする事が出来るらしいが詳しくは知らぬ」

女海賊「…」

商人「ビンゴ…それだね」

女海賊「奴隷の使い道ってもしかして…」

商人「錬金術の触媒にされたり魔石に変えられるんだ…そしてそれが貴族の主な収入源…不要な死体はカタコンベ」

女海賊「ええええ!!この風の魔石って生きてた誰かって事?」

魔女「主に魔物じゃろうが…」

女海賊「私らドワーフって半分魔物じゃん!!」

商人「もう魔物っていう区分の仕方は良くないかもね…魔力を秘めた生き物と言った方が正しそうだ」

女海賊「なんか腹がムカムカする…」


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