ジェノ子「私はジェノ子。先生の弟子だ」タツマキ「弟子? このハゲの?」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/16(月) 02:02:05.35 ID:Btb/boOPO
「先生」
「どうした、ジェノ子」
「先生は以前タツマキを抱いたのですか?」
「まあ、成り行きで仕方なくな」

そんな、馬鹿な。嘘だ。悔しくて、堪らず。

「お、おい。いきなり何すんだよ」
「すみません。少しだけ、このままで」

タツマキを羽交い締めにする先生の背中に抱きついた。鍛えられていて安心する背中だ。
このまま一生、女のままで良いと思えた。

「キィーッ!! なんなのよ、アンタ! 早くサイタマから離れなさいよ!!」
「煩い。サイタマ先生は私だけの先生だ」

目と鼻の先でいがみ合う私たちに先生は辟易とした様子で、我関せずの態度を取った。

「なあ、俺もう帰ってブーツに付いた犬の糞を洗いたいんだけど……」
「その前にこの金魚の糞みたいにくっついてる女をどうにかしなさいよ!!」
「先生の肛門から出れるのなら本望だ」
「フハッ!」

何がそんなにおかしいのか、先生は嗤った。
もしかしたら先程のパンチの衝撃で潤滑液が股間から滲んだのがバレたのかも知れない。

ちょろちょろ。

「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
「嗤って誤魔化すんじゃないわよハゲ!!」
「愉しそうで何より。それが私の幸せです」

これからもこの人について、もっと学ぼう。
そして愉しませてあげよう。力は絶対的かも知れないけれど愉悦は相対的なものだから。


【ウンパンマン 6撃目】


FIN


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