神崎アオイ「どちらが先に炭治郎を落とせるか勝負よ」栗花落カナヲ「え、ええっ!?」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/08(日) 20:23:53.26 ID:VhMZ4/6fO
「なるほど。話はわかりました」

消沈した私に代わって状況を説明したアオイの話を聞いて師範は全てを理解したらしい。

「カナヲ。あなたは恋敵を亡き者にしようと刀を抜いたわけではないのですね?」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/08(日) 20:25:59.23 ID:VhMZ4/6fO
「あなたたちが今感じているお尻の痛み。それが私には痛いほどにわかる。何故ならば、私も幼い頃には姉にお尻を叩かれていたからです。花柱であった姉のカナエはとても優しい人でしたが容赦がなかった。凄まじい痛みの中に私は姉の愛を感じた。姉の継子として私はそれを継承して、そして次の代に託す。それが私の責務です。理解出来ましたか?」

たしかに師範の姉は優しくて姉に溢れた人だった。そして怒ると誰よりも怖かった。
私も生前何度かお尻を叩かれた経験がある。

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/08(日) 20:28:14.62 ID:VhMZ4/6fO
「カナヲ、大丈夫?」
「う、うん……しばらく座れないと思う」

私たちに"教育"を施して、師範は去った。
たしかに師範の平手には愛が込められていたけれど、口の端には少しだけ愉悦があった。
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/08(日) 20:29:58.75 ID:VhMZ4/6fO
「そうと決まれば早速練習よ!」
「れ、練習……?」
「そう! いつ炭治郎の美味しそうなお尻が目の前に現れてもいいように研鑽を積むの!」

なるほど。予習はたしかに大切だ。
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/08(日) 20:31:41.96 ID:VhMZ4/6fO
「カ、カナヲ……あ、あなた、今……!」
「私はアオイのことも大好き」

もちろん炭治郎に対するものとは違うけど。
躊躇なくお尻に接吻出来るほどには好きだ。
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/08(日) 20:56:19.11 ID:VhMZ4/6fO
余談ですが、胡蝶しのぶ様の容赦ない尻叩きがカナヲに受け継がれている様子は単行本の第二十巻の幕間にて描かれております。

最後までお読みくださりありがとうございました!


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