小岩井吉乃「ちなみに今は何も穿いてない」 真壁政宗「わざわざ言わんでよろしい」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/17(土) 21:21:31.33 ID:bB3VyAocO
「どうぞ」
「あ、ああ……頂きます」

小岩井吉乃が持参した水筒から飲み物を注ぐと、カップからは湯気が立ち上り、埃臭い体育倉庫の中に良い香りが漂った。紅茶かな。

ひとくち含むと、茶葉の香りが鼻に抜け、さっぱりとした口当たりに思わず感嘆した。

「う、美味い……!」
「口に合ったなら、良かった」
「これは小岩井さんが……?」
「私のオリジナルブレンド」

意外だ。彼女にこんな特技があったとは。
いや、家令見習いならば当然なのだろうか。
ゆっくり紅茶を味わいつつ、話を促した。

「それで、どんな秘密なんだ?」
「あなたも不思議に思っている筈」
「何のことだ?」
「どれだけ沢山食べても、愛姫さまの体型がまったく変わらないことについて」

ふむ。なるほど。言われてみれば不思議だ。
てっきり、太らない体質なのだと思ってた。
しかしどうもそこには秘密があったらしい。

「どうして太らないんだ?」
「食べた分、排出しているから」
「排出って?」
「うんち」
「ぶほっ!?」

いきなり汚い言葉が飛び出て思わず噴いた。


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