高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「朝を過ぎてのカフェテラスで」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:03:16.07 ID:uAboRNa/0
藍子「さすがに加蓮ちゃんにひどいことを言われるっていうのは冗談ですよ。加蓮ちゃんを待たせたくないのは、本当のことだけれど――」

藍子「でも……少しの間だけ待って、加蓮ちゃんが来てくれて。手を振りながら、こっちに来てくれる時、すっごく幸せなんですっ」

藍子「その幸せを、加蓮ちゃんにも……なんて、ちょっとおかしなお話でしょうか」

加蓮「うーん……。うん。おかしい」

藍子「やっぱり?」

加蓮「それに、そういうのを狙ってやったらただの台本だよ。自然に起きるから、藍子は待つとか待たれるとかが好きなんでしょ?」

藍子「あっ、確かにそうですね。時間や、来る順番を計算して、それに合わせてしまうと……あれっ? それはそれで、ちょっと楽しそう」

加蓮「なんでも楽しいんじゃんっ」

藍子「あはは……。そうやって、幸せを受け取る順番をぐるぐるしたり、今日は私がもらったから、明日は私が……なんて巡るのも、いいかもって思ったんです」

加蓮「幸せの交代制?」

藍子「幸せの交代制♪ ……う〜ん。いまいち、響きが好きではありません」

加蓮「ちょっと堅いよね。じゃあローテーション……ダメだー、なんかガッチガチに作ったルールっぽくてヤダ」

藍子「あぁ、規則みたいになっちゃうから、響きが好きになれないのかも」

加蓮「ね」


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