【まどマギ】まどか「許さないよ、ほむらちゃん」
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14:名無しNIPPER[saga]
2020/10/08(木) 21:23:46.33 ID:TQmNYL0C0
ほむら「……消えなさい」
夕暮れの屋上で柵に寄りかかるようにして黄昏ていた私の元に、またしてもまどかは現れた。
まどか「それはいや。私は、暁美さんと仲良くなりたいから」
ほむら「……お願いだから、これ以上私の前に姿を現さないで」
恐ろしかった。自分が彼女をここまで突き動かすようにしてしまったのだとしたら。ここまで理不尽な目に遭ってなお私に対しての執着を捨てられないなんて、明らかに異常だ。
ほむら「言ったでしょう?私は貴方の事が心底嫌いだって、それだけじゃないわ。今日だって私の事を哀れむような目で見てたでしょう?どうせ貴方からすれば『施し』を与える感覚なんでしょうけど、私は貴方のそういう所が嫌いだと言っているのよ、鹿目さん……いえ、鹿目まどか」
本当に、吐き気がする。理由なんて関係ない。大好きな人間にすら平然と暴言を並べる事ができる暁美ほむらという人格に心の底から吐き気を催す。私の生きてきた中でここまで性根の曲がった人間は存在しないだろう。
ほむら「そもそも、貴方のそのとぼけた顔が嫌い。声も嫌い。優しいだけの優柔不断な性格も嫌い。周りの人間に好かれる、八方美人な性格も嫌い。そして、私のような人間にすら手を差し伸べるような、そんな極め付けの愚行をーー」
「ほむらちゃん」
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