【まどマギ】まどか「許さないよ、ほむらちゃん」
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1:名無しNIPPER
2020/10/07(水) 21:02:01.47 ID:GCI4aG0Y0
ほむらちゃんをようやく導けると思ったあの時、私は口で言い表せない程に喜びました。

これでようやくほむらちゃんの肩の荷を下ろしてあげる事ができるって、そう思って手を差し伸べました。




でも、ほむらちゃんにとってそれは満足できる結果では無かったようです。彼女は私の手を取った瞬間に円環の力を奪い、そして神様としてのまどかと人間としてのまどかを引き剥がしました。そうして記憶の無くなった人間の私は改変された世界に連れていかれ、残った神様、すなわち私は……捨てられたのです。







過去と未来を見通せるようになった時、ほむらちゃんがどれだけ私に尽くしてくれたのか、大事にしてきたのかを私はこの目で見ました。だからこそ、その好意に乗っかる形で私も甘えていたのかもしれません。彼女に唯一私の記憶を残したのも、円環としての力を使った私のわがままでした。

何があってもほむらちゃんは私を好きでいてくれる。そして、時には重いとすら感じられる愛をぶつけてくれる。そんな都合の良い考えをしていた私は、肝心のほむらちゃんの事を何も考えていませんでした。その結果が、彼女に神様として生きる鹿目まどかではなく、人間として生きる鹿目まどかを選ばせたのだとしても、何も不思議な事ではありません。今、世界の主導権はほむらちゃんに握られています。私は力を失って、ただ傍観するだけの存在……外から悪魔となった彼女を見つめる事しかできません

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