タツマキ「す、好きじゃないわよ……」サイタマ「じゃあ、やめるか?」
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4
:
名無しNIPPER
[sage]
2020/10/03(土) 22:37:47.02 ID:9YzHePf6o
フハッ
5
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/10/03(土) 22:39:17.28 ID:OrrkKALEO
「好きなら好きって正面なら言いなさいよ」
枕をあの男に見立てて文句を口にする。
そしてふと考える。もしもそうされたらと。
あの男に真正面から好意を告げられたら、その時に自分はどうしただろうか。考えて。
以下略
AAS
6
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/10/03(土) 22:42:41.76 ID:OrrkKALEO
「最低限の強さは身につけてるわけね」
そう考えると、あの男は悪くなかった。
それなりの強さを見せた。そこは認める。
妹の前だったり、野外だったりに目を瞑るならば、話くらいは聞いてやっても良かったかも知れない。タツマキとて、わかるのだ。
以下略
AAS
7
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/10/03(土) 22:44:48.87 ID:OrrkKALEO
「少しくらい優しくするべきだったかしら」
枕を撫でながら反省する。だって、突然だ。
いくら力を見せるためとはいえ、いきなり抱きしめられてこんなにハゲるくらい頑張りましたなんて言われても困る。嫌ではないが。
以下略
AAS
8
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/10/03(土) 22:48:20.62 ID:OrrkKALEO
ピピピッ! ピピピッ!
「ん? なによ、こんな夜中に怪人なんて」
ヒーロー協会から支給された携帯端末からアラームが鳴り響き、身を起こした、その時。
以下略
AAS
9
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/10/03(土) 22:55:58.58 ID:OrrkKALEO
「うわぁ……靴底がドロドロだ」
着地した瞬間、サイタマは何かを踏みつぶしたらしく、下を見ると、怪人が死んでいた。
「ま、倒したからいっか」
以下略
AAS
10
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/10/03(土) 22:58:15.30 ID:OrrkKALEO
「い、いきなり何しやがる……!」
「トイレを貸してあげてもいいわよ?」
にっこり嗤うと、サイタマは脂汗を流して。
以下略
AAS
11
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/10/03(土) 23:00:26.57 ID:OrrkKALEO
「つまり、俺はお前を抱きしめながら糞をすればいいのか? それになんの意味がある?」
「眠れないのよ……」
「は?」
脈略のない呟きに首を傾げるサイタマに対して、タツマキは辛抱強く説明をした。
以下略
AAS
12
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/10/03(土) 23:02:31.76 ID:OrrkKALEO
「ふーん。やっぱりアンタ私が好きなんだ」
「は? どうしてそうなる?」
「はいはい。全く、素直じゃないんだから」
先述した通り、タツマキに男性経験はない。
以下略
AAS
13
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/10/03(土) 23:05:19.27 ID:OrrkKALEO
「きゃあっ!?」
「フハッ!」
トイレの個室内に悲鳴と愉悦が響いた。
幼い少女のようなその悲鳴はタツマキのもので、それを歓声と受け取ったサイタマは気分良く愉悦を漏らして本気の脱糞を続行する。
以下略
AAS
14
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/10/03(土) 23:06:39.54 ID:OrrkKALEO
「ありがとな、トイレ貸してくれて」
「もう、帰るの……?」
「ああ。用は済んだからな」
用を足したあと、やはりと言うべきかサイタマはあっさりと帰ろうとした。そんな彼に。
以下略
AAS
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