6: ◆eodXldT6W6[saga]
2020/09/27(日) 23:39:30.24 ID:PHaCgA4wO
久住のリアクションは相手の気を良くさせるほど良い大げささを纏っていて、果穂は自分が大人っぽくみられたことに照れくさく思いながらも悪い気はしなかった。
久住「小六かー。中学なったらめっちゃ部活の勧誘きそうやん。いまなんかスポーツとかやってるん?」
果穂「じつはあたし、アイドルなんです!」
久住「えーっ、マジで? 」
果穂「はいっ! 小宮果穂、放課後クライマックスガールズです!」
久住「小宮の果穂ちゃんか、ちょっとググってええ?」
久住はスマホで果穂が名乗ったグループ名を検索し、コードレスイヤホンで曲を視聴した。久住は曲に合わせるように頭を小刻みに揺らし、果穂は久住がリズムをとっている様子をドキドキしながら見守っていた。
久住「ええ曲やん。果穂ちゃんの声一発でわかったわ」
果穂「ほんとですか!? ありがとうございます!」
久住「ええもん教えてもろたわー。あ、そや」
久住は思い出したかのようにベンチに置いてあった紙袋を持ち上げ、袋の口を開いて果穂に差し出した。
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