19:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 20:24:10.36 ID:V4s4JV6AO
「私、ダンスも歌も苦手だったから…スクールの成績も良くなかったんです…だからオーディションの時も目立つところにはいませんでした」
そう語る彼女の目はどこか遠くを見つめているようだった。
「…社長だけでした。オーディションで他の子には目もくれず、端っこにいた私に『ティンときた!』って言ってくれたのは」
私からすれば、彼女の他には居なかった。どんな状況でも希望を忘れずに前を向き続ける目をしていたのは彼女だけで、その目は今でも変わらない。
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