勇者ss 第2話(タイトル未定)
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12:名無しNIPPER
2020/09/19(土) 22:34:48.06 ID:66ORp3Ez0
役人「次に魔法使いが訪ねてきたら、これを彼女に飲ませて欲しい。」

村娘「・・・何ですか?これ。」

役人「毒薬の一種だ。」

村娘「そんな!できません、そんなこと!」

役人「落ち着いてくれ。毒薬と言っても、一時的に彼女の体の自由を奪って能力を封じるだけのものだよ。本当だ。」

村娘「それでも、無理です。どうしてですか?彼女が一体何をしたっていうんですか?」

役人「知ってるだろう?隣国との戦争の邪魔をしたり、森を切り開くのを妨害したり。その他にも色々国の不利益になることばかりしてるんだよ。」

村娘「戦争の邪魔って言ったって、彼女は魔法を使って死人を出さずに争いを仲裁しているはずです。森だって、彼女は自分の居場所を守っているだけで・・・」

役人「だからダメなんだ。視野が狭い。確かにその戦闘での死者は出なかったかもしれない。
しかしそのせいで戦争が長引き、兵は疲弊している。
その結果他の方角の警備は手薄になり、魔物の襲来による死者は増えている。
森を切り開かなければならないのも、戦争で物資が必要だからだ。」

村娘「でも、そんな・・・」

役人さんの言っていることが本当なのかどうかは、私には分からなかった。



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