僕っ娘剣士「黙れ犬!僕を女扱いするな!」少年「でも、お嬢は女だし……」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/19(土) 19:29:53.66 ID:ZPljtdP8O
「それで、何のご用でしょうか?」
「あ、実はこの米を炊きたくて……」
「コメ?」

キョトンと首を傾げる魔法調理師。
どうやら彼女は米を知らないらしい。
犬は説明するよりも実際に見せた方が早いと判断して、米の入った袋の口を広げた。

「これを水で煮炊きするんだ」
「へえ〜! 美味なのですか?」
「ああ。すげー美味い」
「そうですか! でしたら、調理場をお貸しする代わりにひとくち食べさせてください!」
「もちろん、お安いご用だ!」

魔法調理師は未知の食材に興味津々らしく、そんな条件をつけて調理場を貸してくれた。
犬は鍋に米と水を入れて、念入りに研ぐ。

「お米を洗っているのですか?」
「似たようなもんだ」
「へえ〜! 面白いですね!」

何が面白いのかさっぱりわからなかったが、ひとまず研げた。そして30分間、水に浸す。
その間、とりあえず自己紹介をすることに。


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